『左が軸足、右足がスピードコントロール』

小学校の運動会は左回り。左足が軸足。

北大の理学部に『左右のメカニズム』を
研究している竹内勇一先生と言う方がお
られて、その先生の語ってたお話です。

もともと40億年前には上も下も前後もな
かった。最初の生命の単細胞は丸い球体
のようなもので、前後もなかった。ウニ
が最初に口を進化させた生物の子孫。口
が出来て、やがて排出するための肛門が
出来た。するとエサを求めて動く生命に
背と腹が出来、前後が出来た。そしてそ
の副産物として、『左』『右』が出来た
。だから、『左右』は口と肛門という軸
が生まれたことで出来た『副産物』、つ
まりオマケだ。

左右はオマケ(オガワ工房)

最初の頃、生命体は目の前に現れるモノ
を食べていましたが、その後の生き物の
進化を考えると、自ら獲物を獲りに行く
生き物が有利に、左右を得て速く動くよ
うになった。それが例えば急にサカナに
なって、陸上に上がってワレワレになっ
た。左右があると、カラダを左右にしな
らせて速く進むようになります。

面白い話があります。『人には軸足とい
うものがあって、他方が利き足。利き足
はスピードコントロールする足のこと』

軸足が左の浅田真央ちゃん。安定感抜群。右足で蹴る。

ヒトの場合、軸足というのは、たいてい
左足。カラダの構造上、足のウラの大き
さを比べてみても、たいていの場合、ヒ
トは左足のウラの方が右よりも大きいん
です。
あとカラダの中で1番長い骨は大腿骨で、
左足の方が長くて重い。そうすると、左
右差を考えると、左足を軸足にした方が
カラダのバランスが安定するんですよ。

左足の方が長くて重く安定する。だから軸足。

たしかに小学校の運動会で走るトラック
は左回り。軸足を左にして右足で蹴ると
自然と左回りになってしまう。オリンピ
ックの競技も左回り。野球のベースラン
ニングも左回り。スピードスケートなん
てまさに左足を軸にして絵に描いたよう
に右足で蹴っている。

まあ、何を言いたいのかと言うと、『左
の軸足で安定感を求め、右の利き足でス
ピードコントロールする』ということだ

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