『走れメロス』は太宰の作品です。
内容は、一言で言えば、『自分が処刑に
されることになると承知の上で、友情を
守ったメロスが、ヒトの心を信じられな
い王に信頼することの尊さを悟らせる』
っていうお話デス。その中に、『少しず
つ沈んでいく太陽の10倍も速く走った。
』という描写が出てきます。
まじめに研究した先生がいてね、
柳田理科雄という先生なんだけど、太陽
の10倍のスピード、舞台は北緯37度の
シチリア島。コペルニクスは太陽は動い
ていると言ってるので、『沈みゆく太陽
の速度』=『地球の自転速度』。
地球の自転速度が時速1300㎞なので、
その10倍はマッハ11.
メロスはマッハ11で走った。マッハ11は
どのくらいのスピードかって言うと、
新幹線のぞみの44倍のスピード。
ウサイン・ボルトが100mを9秒69で
走る。100mに換算したらメロスは何
秒で走ると思う?
答えは『0.02秒』
余談ですが、マッハ11で走った場合、速
いだけではありません。半径2㎞以内に
衝撃波が出て、ことごとく窓ガラスが
割れます。
結論、走るなメロス!