消費税を1回上げたら、2度と下げられ
ないと、財務省は言っています。テレビ
でもそのまま財務省が言った通りに言っ
てオル。それは『消費税が社会目的税
だから、消費税を下げたら社会保障費も
下げますよ。』と言う理屈。でもね、
消費税が社会保障目的税だというのは、
日本だけなんですよ。まあ、消費税を
導入している国は150ヶ国くらいある
んだけど、社会保障の為に、というのは
日本だけ。
消費税を入れたのは1989年だけど、
最初に導入した時は、さすがの大蔵省も
消費税を社会保障目的税にはしないと
ずっと言っていました。それがある日、
突然、言っちゃった。
小沢一郎さんがいて、自由党を作った時
に、ある大蔵省の官僚で小賢しい人がい
てね、小沢さんに近寄って『社会保障に
消費税を使いませんか?』
小沢さん、『いいね!』と言っちゃった
。
それ以来、社会保障に消費税を使うとい
うことになっちゃったのよ。すると社会
保障の経費がどんどん増えるから消費税
の税率をドンドン上げれるぞということ
になっちゃった。
でもね、世界をみると、消費税は社会保
障目的税じゃないから、景気の移行に応
じて上がったり下がったりするのよ。
OECD(経済協力開発機構)の資料を
見ると、日本は2019年に消費税を上げ
た。コロナ対策でどこも消費税を下げて
いるのに日本だけが上げたと書いてある
。OECDは38ケ国あるんだけど、アメリ
カはもともと消費税はない。似たような
ので小売売上税ってのはあるんですが。
で、37ケ国中、30ケ国消費税を下げた。
7ケ国のうち1ケ国、日本だけが上げた。
あとの6ケ国はそのまま。
そこで、『他の国に出来て、何で日本は
できないの?』という問いの答えが
『日本では消費税は社会保障目的税であ
って、社会保障とリンクさせているから
下げられないのだ。』って言う話になる
んですよ。