外国で歯医者をやっていた先生と話す機会がありました。
その先生、中国で数年歯医者として勤務したそうです。
日本の歯科医師の免許を持っていれば、中国やメキシコでは歯の治療ができるそうです。
ところで、ワタクシが大学の医局にいた頃中国とバングラディシュからの留学生がいたのですが、その国の歯科医師の免許を持っている先生でさえ、日本では治療することができませんでした。
で、何をしてたかというと、教授・准教授の治療の見学、学生実習の見学、歯科ジャーナル誌の研究発表、症例検討会、そして歯周病科の基礎研究、学会・・・・。
つまり、患者さんの治療はできないものの、その他のもの全てを学んでいました。
先日20年ぶりに会った時、彼らはそれぞれの国の大学病院のエライ教授になって、母国の歯科界を引っぱっていました。