今日は久しぶりにムシ歯の話です。
ムシ歯菌が食べカスの糖分を分解して酸を作ると、歯からカルシウムやリンが溶け出します。
これを脱灰というのですが、脱灰が進むと歯に穴があいて、そしてムシ歯に・・・。
でもツバの働きなどで口の中が不安定な酸性の状態から安定した中性に戻ると、溶け出したカルシウムやリンが再び歯にくっついてくれます。
これは、ツバの中のフッ素にカルシウムやリンを元の歯に戻してくれるパワーがあるからです。
その他フッ素には、歯の表面の硬いエナメル質を丈夫にしてくれるとともに、バイ菌が侵入してこようとしても追い返してくれる役割もあります。
フッ素はツバの中にもあるし、水道水の中にもあります。
ジャガイモ、ニンジンの中にもあれば魚類の中にもアル。
日本で販売されているハミガキ剤の90%にフッ素が入っています。