新しく生えて3年以内の歯は、乳歯でも永久歯でもとてもやわらかい状態です。
見た目ではわかりませんが、そのやわらかさは歯を削る器械が触れるだけで削れていく感じ。
ちょうど電気鉛筆削りにエンピツを差し込んだ時、注意していないとアッという間に削りすぎていく、アノ感覚です。
歯を鉄骨とコンクリートでできているビルに例えると、歯の形をつくる鉄骨部分はタンパク質。
コンクリート部分はカルシウム。
歯が生える前、アゴの骨の中に歯がある状態の時は血液中のカルシウムが歯についてどんどん硬くなっていきますが、歯が口の中に出てきた時はまだ未完成で、今度はツバの中のカルシウムが歯にくっついて、さらに硬くなっていくのです。
そして3年後、やっと硬い歯に。
そこで、生えたての歯を早く硬い歯にしてやるために歯医者さんでフッ素を塗るのです。