
東日本大震災で祈られる上皇と美智子さま

【続きです】
『君が代』が特別なのは何も歌詞だけで
はありません。そのメロディーも他国の
国歌とは一線を画しています。多くの国
歌が力強く、明るく、高らかに歌われる
のに対して、『君が代』は静かでゆっく
りとしたテンポで始まります。一見地味
で暗く感じる歌いだしですが、そこから
だんだんと盛り上がって来る音程も他国
にはないメロディーです。

アメリカのある音楽評論家が言っていた
のですが、『君が代』のメロディーは西
洋音楽の理論では説明しきれない独特の
音階を持っていると。そして、たぶんそ
れは日本の伝統的な雅楽の流れを汲むも
のであり、シンプルでありながら、非常
に深い精神性を感じさせると。

『君が代』は伝統的な雅楽の流れを汲む
ワタクシが12歳の春、卒業式の時、講堂
の壇上には誰もいないにもかかわらず、
一同『礼』をして国歌『君が代』を歌っ
た。でもいったい誰に向かって『礼』を
しているのだろう?いない人に対して
『礼』をしてもしょうがないじゃないか
!でもよく見たら、壇上の端っこに日の
丸の国旗が立てかけてあるじゃないです
か。国旗に対して『礼』をしていたのだ
。

壇上の端っこに『日の丸』の国旗があった
『君が代』の現代のメロディーが完成し
たのは、1880年。宮内庁の伶人(れいじ
ん)であった、林広守が作曲し、ドイツ
人音楽教師フランツ・エッケルトがこれ
をさらに洗練させました。このメロディ
ーには日本古来の音楽の伝統が息ずいて
おり、西洋の国歌とは異なる、独特な美
しさを持っています。

表彰式では他の国の国歌がかかった時に
は拍手や歓声が起こるんですが、『君が
代』の時には会場全体が『シーン』と
自然に静まり返ります。そして誰もが聴
き入るんですよ。近年では学校行事で国
歌斉唱をしない教師がいたり、それを生
徒に容認することもあるようですが、彼
らは『君が代』が天皇崇拝の歌であると
いう限定的な知識しか持ち合わせていな
いのでしょう。

この『君が代』という国歌は1000年以
上前から受け継がれて来た『相手の幸せ
を願う心』、それが現代のワレワレにも
脈々と流れているのです。『君が代』に
は戦いの言葉はひとつもありません。
あるのは『ただただあなたの幸せが永遠
に続きますように!』という純粋な願い
だけなんですよ。

ちなみに『君が代』は1999年(平成11年)
に法律で国歌として認定されました。
ということは、今まで小さい頃、国歌斉
唱と言われて『君が代』を歌わされてい
たのは、国歌じゃない只の歌を歌ってい
たわけだ。

フィギュアスケート・メダリストとして3回オリンピックに出場し、日本のみならず、フィギュアスケート界を引っ張った坂本花織選手(世界選手権3連覇後ミラノ冬期オリンピックに出場)。彼女は皆を気ずかい、それがゆえに皆から慕われた。今大会は坂本花織選手がまさに『君が代』そのものだった。
おしまい
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