
はくちょう座は9月下旬にみられる(左側)
【続きです】
ブラックホールは太陽のおよそ20倍以上
の質量を持つ恒星が障害を終える際に、
『超新星爆発』を起こした後の姿です。

『超新星爆発』
1960年代に謎の『X線』が『はくちょう
座』の方から来るのが観測されたんです
。そのX線発生源の一を特定したところ
、その近くに太陽の30倍の重さの恒星が
発見されました。

『はくちょう座』の方から謎のX線が観測された
そしてその恒星はどうやら見えない天体
の周りを回っていたんです。恒星自体は
強いX線を発しません。つまり目に見え
ない『謎の天体』からX線を発している
と考えられます。

見えない天体の周りを回っていた
X線を発する『謎の天体』は『はくちょ
う座X-1』と名ずけられました。その重
量は太陽の6~20倍程度と見積もられま
した。『はくちょう座X-1』を詳しく調べ
てみると、なんとX線が1000分の1秒と
いうとても短い時間間隔で変化している
ことがわかりました。

この天体からX線が発せられていた
測ってみたら、『はくちょう座X-1』は
半径300㎞以下の非常に小さな天体であ
るということが分かりました。ちなみに
東京ー大阪のキョリが400キロです。

東京ー大阪のキョリ400キロ
X線を強く発する『はくちょう座X-1』は
目で見ることができず、大きさがとても
小さく、さらに質量が太陽の6~20倍も
ありました。これはブラックホール以外
には考えられません。こうして、『はく
ちょう座X-1』はブラックホールだと認
められたんですよ。

『はくちょう座X-1』はブラックホールだと認められた。
X線は温度の高い天体(数百千~数億度)
から多く発せられる電磁波のことです。
まずブラックホール付近の恒星のガスが
強い重力により剝ぎ取られ、ブラックホ
ール周辺にガスの円盤を形成する。その
円盤のガスがブラックホールに落ちる時
のエネルギーによってガスが激しく加熱
され、X線が放出されるんです。

円盤のガスがブラックホールに落ちるときのエネルギーによってガスが激しく加熱され、X線が放出される。
『はくちょう座Xー1』は地球から
約6000光年と比較的近いんですよ。