⑤もしも99歳の私が、70代の私に忠告することがあるとしたら(失敗をユーモアに変える。静かな時間こそが心を耕す。)

 

     【続きです】

老いの中で生まれる失敗や不安をただ否
定するのではなく、柔らかく受け止めて
あげることも大切です。年齢を重ねれば
、誰だって少しずつ忘れることや、抜け
ることが増えてきます。でもそれは決し
て劣った事ではなく、人らしい事なので
す。完璧でいようとするあまり、自分を
責めてばかりでは心が擦り減ってしまい
ます。まあ、今日も自分らしくていいじ
ゃないか。財布が勝手に散歩するんだよ
、とそんな冗談が言えるなら自由になれ
ます。

「今日もウッカリ。自分らしくていいじゃないか!」

老いとはできなくなることが増えること
ではなく、どれだけ軽やかに受け入れら
れるかを学んでいく過程かもしれません
。この老いの中で生まれるウッカリは決
して恥ずかしいものではなく、人生に彩
りを添える愛すべきエピソードなのです
。もし失敗したって、それを笑い話にで
きればいい。笑えるということは何と素
晴らしいことか。失敗してもそれを誰か
と共有して笑いあえたなら、そこには何
か新しい世界が広がっているのです。

「くしゃみをしたら、入れ歯が吹っ飛んじまったワイ!」と笑いに変える。

ところで、誰かと過ごすにぎやかな時間
は確かに楽しい。でも、静かに一人でい
る時間は自分を整える為に欠かせない大
切なひと時。予定を埋めることで安心を
得るのではなく、予定のない時間の豊か
さにも目を向けて欲しい。誰とも話さな
い時間、何も生産性のない時間こそが心
を耕す大切なひと時なのです。静けさの
中にも深く温かな豊かさがあるのです。

静かに一人でいる時間は、自分を整えるのに欠かせない大切なひと時、心を耕す大切なひと時なのです。

誰かと伴に過ごす時間も尊いけど、一人
静かに自分と語り合う時間はまるで心に
栄養を与えるような感覚です。

最後に、大切なのは歳だという言葉では
なく、あなた自身のやってみたいという
気持ちです。失敗を恐れずに心のまま、
手を伸ばして下さい。その先にあるのは
決して孤独ではなく、今よりもっと温か
く、優しい世界です。

大切なのは歳と言う言葉じゃなくて、あなた自身のやってみたいという気持ちです。

繰り返して言います。もしも99歳の私が
70代の私に忠告できるとしたら、5つだ
け守って欲しいのです。

①もっと早く運動を始めておけばよかっ
た。

②もっと素直に今の幸せのために、お金
を使っておけばよかった。

妻と一緒に熊本城の石垣を登ってみたかった。先延ばしにするのではなかった。

③もっと深く人を選び、心から大切にし
ていればよかった。

もと深く人を選び、心から大切にすべきだった

④失敗をユーモアに変えて、笑いにして
下さい。

⑤予定のない時間にも目を向けて欲しい
。誰とも話さない時間、何の生産性のな
い時間こそが心を耕す大切なひと時なの
です。そして、ほんのわずかでいいです
から、そっと自分と向き合うことを忘れ
ないで下さい。

今ならまだ間に合います。

       おしまい

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