『二月の勝者』鉄道好きのお子さんは地理に強いんです。(後半)

電車好きの子は地理と算数の速さの問題『旅人算』に強い

   【続きです】

『算数でも鉄道に関する旅人算の速さの
問題は採れてます。鉄道の大好きな子た
ちは電車の時刻表を読むのにダイヤグラ
ムを自然に理解しているのです。面白い
とわかれば、算数はどんどん伸びるんで
すよ。

旅人算の速さの問題は採れています。

それから、私立中学の受験は小学校の内
申点は関係しません。学校の成績は関係
ないのです。つまり、匠さんが受験に向
いていないというのは、皆さんが作り出
した幻想、単なる誤解に過ぎません。

現在の匠さんの成績ではこれらの中学校
は難しい。しかし、ここで諦めてしまう
のはあまりにも勿体ない。匠さんが苦労
しているとおっしゃいますが、苦労され
ているのは、お母さんも一緒です。

毎日のお弁当作りや、大量のプリントの
整理、常に匠さんの健康に気を配り、夜
遅い匠さんの帰宅を心配されて、塾通い
を始めた4年生から2年間、本当に大変だ
ったと思います。

夜遅い匠さんの帰宅を心配する

これまでのお母さまのご苦労を思っても
、ここで諦めてしまうのは勿体ないと思
いませんか。もう1度言いますが、匠さん
は決して出来ない子ではありません。

よく見て下さい、出来ることがこんなに
一杯あるじゃないですか。匠さんが自分
の持っている力で、力強く成績を伸ばし
ていけるように、私たちがお手伝いしま
す。お父様、お母さま、もう1度よくお考
えになって下さい。』

最終的に、匠くんは鉄道研究部のある海
堂中学に合格しちゃうんですが・・・。

まあ、黒木先生、よく言ってました。
『Rクラスは楽しくお勉強させてくださ
い。』勉強は楽しくなければ、中学受験
は成功しませんもんね。勉強の苦しさだ
けを教えてはいけません。

足し算、掛け算が出来るってことは、考
えてみればスゴイことです。ワタクシも
誰一人勉強ができない子はいないと思っ
ています。出来ないとすれば、それは周
りの大人たちが悪い。公文教室でも言っ
てます。『悪いのは子どもではない。』
って。

海堂中学校の鉄道研究部に入って、電車
のYouTubeを作りたいと言うモチベーシ
ョンの高さが、匠くんをやる気にしたの
でした。

鉄研に入って電車のYouTubeを作りたいというモチベーションが巧くんのやる気を生み出た

      おしまい。

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