京都あるある話(前半)

卒業まじか、あわてて観光スポット巡りをし始める学生さんたち

京都あるある話です。実は京都の学生さ
ん、卒業まじかになると、慌てて観光ス
ポット巡りをし始めるんです。普段、男
の子はボーリングやダーツなど大学生ら
しい遊びをし、女子大生はカフェ巡り、
スイーツ巡りに気を取られ、卒業まじか
にこぞってし始めるのが、この観光スポ
ット巡り。

       スイーツ巡りにカフェ巡り

人に聞かれても恥ずかしくないように、証拠写真を撮っておく

特に就職が京都外に決まった大学生たち
が思い出作りも兼ねて、4回生になって、
京都の世界遺産や神社・仏閣などの観光
スポットを巡り始めるんです。
あまりにも身近に貴重なものがあり過ぎ
て、離れる頃になって初めてその有難さ
に気ずくんですよ。そして最後にみんな
口を揃えて『もっと大学生の初めのうち
から京都の観光をすればよかった。せっ
かくずっと京都にいたのに・・・。』と
言って卒業していく。

清水寺に知らんふりして駆け足で行くのは定番

ワタクシも予備校時代を過ごした京都を
離れる時、親しくなった仲間たちと一緒
に、初めて清水寺に行きました。最後に
清水寺へ行くのは京都あるある話デス。

次の京都あるあるは、自転車があれば
京都市内の移動は何とかなると皆が思っ
ていることです。京の街はホントに直線
で碁盤の目なんです。『コンパクトな街』
なので道が単純な分、行こうと思えばど
こへでも自転車で行けます。『お金はナイ
けれど、体力と時間ダケはアル。』

京都の学生はどこへ行くにも片道230円
のバス代を節約して、自転車で出かける
んですよ。ワタクシも5キロ程離れた
堀川丸太町にある予備校まで自転車で通
っていました。バスに乗るのは雨の日
ダケだと決めていたんですよ。

自転車で通学しているとイイ事もあるん
です。以前、NHKのBSで『英雄たち
の選択』で『千利休』の特集をしていま
した。見ていたら、秀吉が造った幻の城
『聚楽弟』が出て来て、その敷地の北東
の端っこに千利休の家があったって言う
じゃありませんか。『ここ、いつも通っ
てた道じゃねえ?』今の堀川今出川の大
きな交差点付近です。自転車でそこの信
号で捕まったら、デカイ道なんで、なか
なかあっちに渡れない。

向かって右上付近に昔、千利休の屋敷があった

『ちぇっ、今日はついてねえな!』とブ
ツブツこぼしていた場所です。
『昔、この場所に利休がいたんだよな。』
何か、親近感が湧くんですよ。それに
話のネタにもなるしね。

      【続く】

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