歯医者をやっていて、歯を見ていると、
ネコもネズミもカバも馬も、形は違えど
も歯の本質は一緒なんだよなぁとよく思
う。
生物の進化はアメーバから始まりました。
生物は何かというと、親と子があるもの
が生物。
だからワレワレには必ず親がいて、その
親にも必ず親がいます。
こうして親の親をたどっていくと、ワタ
シたちの親は人間ではなくなり、サルで
もなくなり、ホ乳類でもなくなっていき
、魚に、そしてついにはアメーバにたど
り着きます。
生物の進化は、何というか、卵が親にな
って親が卵を産むという円運動。
それが時間の経過とともにチョットずつ
ズレが生じていく、まぁ、らせん運動。
だからアメーバから人類までの間にいる
全ての生物は親戚。
だからいろんな共通点があります。
ネコとかネズミを解剖してみると、人体
の中身と実によく似ている。
確かに外の器とか形が違うので、全く別
の生き物のように思えますが、でも歯と
同じように内臓なんかはほとんど一緒。
外の形なんかは環境のエイキョウが大き
くて、比較的早く形が変わっちゃう。
毛がフサフサになったり、鼻が伸びたり
、首が長くなったり、顔だけデカくなっ
たり。生きるためです。
でも、内臓はたいして変わりません。
はっきり言って、中身は全然見えないし
、まぁとりあえず機能してさえくれれば
いいかって感じで、内臓の形なんてどう
でもいい。後回し。
だから、ホ乳類の内臓はほとんど一緒。
最初は1本の管。まあ、ちくわ。
その管から胃とか腸とかがデキル。
肺や腎臓、肝臓は、血管が特殊に分化し
たもの。
ホ乳類の内臓が全部違ったら、動物病院
の先生は「え~と、どんなんだっけなぁ
」と頭抱えちゃうんじゃないかな。