先日、テレビのニュースを見ていたら、
天皇両陛下が被災地の能登半島を慰問
されていました。地震が起きて3か月が
経った。両陛下がどのタイミングで被災
地に行かれるのか?
チョット早いのもダメ。遅くてもダメ。
ヨーロッパの王室のある国は大地震・大
火災とかが起きると、もう即日何時間か
後には王族が直行する。現場に行って、
『大丈夫か!まだ息はあるか?』そうい
う王族の姿を見て、『あっ、うちの王様
はオレ達のことを大切に思ってくれてい
るんだ!』と庶民は思う。これがヨーロ
ッパのフツー、というか標準。とにかく
アピールしなければなりません。
じゃあ、日本はどうなの?国民の皆さん
は、天皇両陛下は被災地の人々のことを
心配していることがよ~く分かっている
から、
『一体、宮家は何をしているんだ!』と
は誰も思わない。まあ、ヨーロッパとは
君民の関係性が違いますからねえ。
それどころか、地震直後、宮様方が現場
に行ったら、復旧作業のジャマになる。
宮様方が通るたびに道をつくらなければ
ならない。赤いジュウタンを敷かなけれ
ばいけない。今、救命救急しているんで
すよ。宮様方が通る道を作っている場合
じゃない。いくら、そのままでいいと言
われても、ガレキの道の上を両陛下を歩
かせるわけにはいかない。天皇両陛下が
直ぐに行ったら邪魔になるだけだ。
だから、地元の負担にならないようなタ
イミングを見計らって行く。それが今の
タイミング。ヨーロッパとは考え方が全
然違うんですよ。