番犬キラー(トムとジェリーより)
イソップ童話にこんな話があります。
猟師が2匹の子犬を買ってきました。
1匹は猟犬に、もう一匹は番犬にする
ために。
猟犬は毎朝、早くから猟師と一緒に
狩りに出ます。そして、夕方ヘトヘト
に疲れて帰ってきます。すると、それ
まで寝ていた番犬は、
「やぁ、ご苦労さん、そろそろ食事に
しようよ.」と起きて、猟犬が取ってき
た獲物を食べています。見ると、番犬
も猟犬も同じ量。猟犬は番犬に言いま
した。
「ボクが汗水たらして働いている時、
君は家で寝てて、食事の時になると起き
てくる。ひどくないかい?」
番犬は猟犬に言いました。
「文句があるならご主人様に言いなよ。
君を働き者に、ボクを誰かのすねかじり
するように仕込んだのは、ご主人様なん
だからね」
学校は、子どもを猟犬に仕込んでくれる
しつけの場ではありません。
じゃあ,誰がしつけるの?って話になり
ますが、それは猟師である親です。
そして教科書や黒板に書かれた獲物を
自分から取りに行くのが、
猟犬である子どもの仕事なのデス。