CO2はどこへ行った?(前半)

CO2(二酸化炭素)

CO2は悪者と思われています。でも
CO2はワレワレ生物が生きていくのに
欠かせないものだということが明らか
になってきました。この地球に生命を
誕生させた影の立役者がCO2だと。

ヒトを巡る『炭素』の循環という理論
があります。コレ、大気に存在する
CO2、実は生物のカラダを作るのに欠
かせないんです。その循環の始まりは
植物が太陽の光を使って行う光合成。

森林

植物は大気中のCO2を吸い込んで炭素
を有機化合物にして自らのカラダに貯
え、そして、O2(酸素)を出す。その植
物を動物が食べ、やはりカラダを作る
材料として炭素を使う。

ヒトも同じ。筋肉、骨、臓器、それら
全てが炭素から出来ている化合物。
炭素は腕を4本持っているから、それが
他の元素と結びついて複雑な分子構造
を作ることができる。

炭素の構造

だから生物は炭素を使っているのでしょ
うか。つまりワレワレ生物のカラダは元
をたどれば、皆、大気中のCO2に行きつ
くんです。

炭素の循環(オガワメモ)

そして今、ワタクシたちのカラダを作っ
ている炭素が明日には庭の草花の一部に
なり、いつの日か巡りめぐって誰かの
カラダを作ることになるのだ。

       (続く)

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