『お救い米』が雇用調整給付金?

天明の打ちこわし

新型コロナの流行で、世界中の人が移動
しなくなったので、誰もお金を使わなく
なりました。だから会社はモノは売れな
くなるし、すると、会社に余力がなくな
って、人員削減、つまり、失業者が出る
わけです。

でも、世界に比べて日本は倒産する会社
も少なかったし、失業者も少なかった。
コレ、世界の中で日本だけが、雇用調整
給付金を事業者に配ったからです。

5階のエステの先生も言ってたけど、
家賃、電気代などを国から支給して
もらってホントに助かったトカ。
多分これが世の中の人の実感だと思う。

以前、数量政策学評論家の高橋洋一さん
が言ってたんだけど、『政府は、日本
にはホコリをかぶった古い制度があって
、今回はソレを使ったのよ。』と。
『何よ、それ!そんなのあったの?』

ワタクシ、頭の中のファイルを開いて
そのヒントが落ちて来るのを待っていま
した。

先日、BSプレミアムのマニアックな
番組『英雄たちの選択』を見ていたら、
『天明の打ちこわし』の話をやっていた。

そして、そこに『お救い米』という、
キーワードが出て来た。この時、何か
腑に落ちた。
『もしかして、コレか!』

お救い米

『お救い米』ってのは、8代将軍吉宗が
享保の大飢饉の時、江戸や大坂の豪商
たちに、『お前ら、米だせ!たんまり
貯めてんだろ!』と言って、なんせ、
享保の政権強いですから、そうすると、
ものスゴい数の豪商たちが千両を超える
ような『お救い米』を幕府に献上する
わけですよ。

そして、幕府がその『お救い米』を
貧しい町民たちに配って、町民たちに
『ありがとうごぜーますだ。』と感謝
される話。

8代将軍吉

その後、天明の大飢饉の折、担当大臣が
『米がなきゃ、犬でも食え!』と言っち
ゃったもんだから町民たちは頭にきて、
米倉など、ありとあらゆるところを襲
った。それが、『天明の打ちこわし』

今回、新型コロナウイルスで困っている
時に政府が出した『お救い米』が、国の
金庫の中にあった雇用調整給付金では
ないかとワタクシ、勝手に思いました。

日本人の意識の根底には、飢え死に
しそうになっているのに、それに対して
何もしないような政府は、政権を担う
資格なんかねえ、と思ってんですよ。
昔から何となくそんな伝統がある。

安倍政権、菅政権に1票!

 

 

 

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