『いちご白書』をもう一度、を見た(前編)

東大安田講堂(学生運動)

『いちご白書』をもう一度、は荒井由実
(ユーミン、松任谷由実)が、21歳の頃、
作詞・作曲し、歌手バンバンが歌った。

先日、その曲を作ったユーミン自身が
歌っているyoutubeを見ました。

ワタクシには年の離れた姉ちゃんが
いて、よくユーミンを聴いていた。
ワタクシ、姉ちゃんを通して70年代の
学生運動を知りました。

ヘルメットかぶってゲバ棒持って学生が
暴れていた。
東大安田講堂に革マル派が立てこもり
警官とやり合っていた。日本の学生に
一番パワーのあった時代でした。

昔、お世話になった京都S台予備校の
英語講師に、過去、ゲバ棒を持って
実行委員長をやりながら闘っていた人
がいた。O先生だ。就職できないので
とりあえず、予備校講師になった。

O先生、『とにかく本を読みなさい!』
その英語講師から、世の中にはいろんな
考え方があるんだという事を教わった。

学生デモ

70年代、広島の片田舎に住んでいた
ワタクシにとって、遠く離れた東京や
大阪から聴こえてくるラジオの深夜
放送が大事な娯楽だった。

中学生の頃、よく聴いていましたが、
あたかも大学へかよっているような
錯覚を覚えた。

高校生の頃、昼休みの弁当中、
放送部に変わったヤツがいて、
それが勝手に曲を替えるのだ。

クラシックの曲を、バンバンの
『いちご白書』をもう一度、に切り
替えて流したら、『コラッ!』と担任
の先生に思いっきり殴られた。

みんなに『こんな曲があるんだぜ!』
と聴いて欲しかったのだろう。
勇気のあるヤツだ。

まあ、そういう時代でした。そして、
そのイメージを抱いたまま、
ワタクシは大学に入った。

     【続く】

 

ブログ一覧