先日「ダーウィンが来た」という番組を
見ていたら、あるサルがじっと別のサル
の顔をにらみつけていました。
何考えてるんだろう?
強いサルが相手をじっと見つめるのは、
どうやら威嚇のようです。
相手を見つめるのは強いサルの特権で、
強いサルが威嚇の表情をして、弱いサル
がニャッと笑いを浮かべた瞬間、勝負
あった。
「私はあなたに敵意はありませんよ」
っていうイシを示すらしい。
確か、「ヒューマニエンス」という番組
でも、「顔」というテーマでそんな話を
していた。
ホントにそうだなぁと思いました。
例えば、マンガのドラえもん。
ジャイアンが「文句あっか!」とドラえ
もんやのび太の顔をじっとにらみつける
と、この二人が冷や汗をかいてニャッと
する場面によく出くわします。
これは、「いやあ、その~、ジャイアン
の言う通りにします。敵意はありません
よ。服従します」というジェスチャー。
そこにおいしいケーキがあれば、ジャイ
アンは独占して食べてしまう。
そこではケンカは起こりません。
それどころか、ケーキを間に置いてじっ
と見つめ合うことなんか、絶対に起こら
ない。
動物の世界では、負けた者、弱い者は
立ち去るのです。
つまり、退場。
BSの「ワイルドライフ」とか「ダーウィ
ンが来た」を見ていると、動物たちは
よくそんな姿を見せてくれる。
子ども達はこういう番組を小さい頃から
よく見ていれば、いろんなことがそこか
ら学べるのになぁと思う。
そんな子たちが、天才君に成長していく
のだ。