国会の答弁の秘訣は、どうやら絶対に
まともに答えないことに尽きるらしい。
例えば「AかBか」と判断を迫る質問に
対しては、回りくどい説明をしたあげく
「こうしたことを勘案し、AあるいはB
の“いずれにせよ”“万全の”対策をして、
“全力で”対処します」と答える。
AかBか決して口にしない。
質問者が食い下がって、「Aだとしたら
どう考えるか」と言えば、「仮定の質問
に答えるわけにはいかない」とか「回答
を差し控えたい」と言う。
たとえばオリンピック開催の半年前、
「オリンピック東京開催を進めますか?
それとも、せずに国内感染対策に専念し
ますか?」との問いに、回りくどい説明
をしたあげく、「こうしたことを勘案し、
オリンピック東京開催する、もしくはし
ないにしても“いずれにせよ”“万全”の対
策をして、“全力で”対処します。」と
答える。
「開催するとしたらどう考えますか?」
と聞けば、「仮定の話に答えるわけには
いかない」とか「回答を差し控えたい」
と言う。
まぁ、言質をとられないための巧みな
技巧なのでしょうが、回答全てが無意味
かつ無内容。
どこかの誰かが書いた作文を読んでいる
のでしょうが、まぁ、どんなに口下手で
あっても、自分の言葉で信念があれば
きっと皆さんの心に届くのになぁと思う。
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