服を目の前にして、女性は大昔から悩んでいた?

着る服を迷う

 

うちの奥さん、朝から、服の前に座って
何か考え事をしておる。

聞けば、「何着ようかと思って」。
外で突然誰に会うかわからないので、あ
んまりヘンな格好はできないらしい。

昔は服をたくさん持っていることが豊か
さの象徴だったけど、今はもう行き過ぎ
て、服は自分を表現する道具になってし
まった。

だから彼女らしい服でいいと思う。

ところで、ヒトはいつから服を着たのか
という話がありますけど、1991年にアル
プスで見つかった男性の人骨。

初めは遭難者かと思われましたが、実は
遠い昔、氷河で氷づけになったミイラで
した。

DNA分析の結果、何と5300年前の人物。
アイスマンと名付けられた。

彼が着ていた服も氷づけになっていたお
陰で、腐らずに残っていました。

ヤギと羊の皮を縫い合わせたマントでし
た。

その頃には針をもう使っていたのだ。

コロモジラミというのがいて、こいつの
栄養源は人間の血。

29~30℃の温度を好むから、肌から離れ
るわけにはいかない。

こいつは服を住みかとして、服と肌を
行ったり来たりしているので、こいつの
存在した時代を調べたら、7万年前という
ことがわかった。

どうやら、ヒトが服を着始めたのは7万年
前らしいと、テレビ番組「ヒューマニエ
ンス」で言っていた。

もしかしたら、針と糸を持った女性は
大昔から服を目の前にして、どの服にし
ようかとあれこれ悩んでいたのかもしれ
ません。

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