「Aさん式」恐竜で「がおー!」
ある小学校の学習発表会、その年の劇は
恐竜が登場するストーリー。
主人公の恐竜役は、子ども達に大人気。
役者はジャンケンで決めたそうなのです
が、選ばれたのはおとなしい女の子、A
さん。
「がおー!」と登場するシーンでも、
どうしても声がうまく出ません。
そこで先生、「もっと声を出せ!」と
言いたいところですが、そうはせずに
「まぁ、『Aさん式』の恐竜でいくか!」
とおっしゃる。
劇の完成度を優先するのではなく、
「Aさん式」を考えてあげる。
その子なりの頑張りを見ようとする姿勢
が徹底されているのです。
確かに「誰々式」で考えると、こどもは
とても楽になります。
声の出にくいAさんもとても楽しそうに
「がおー、がおー!」と演じていたよう
デス。
これがホントの教育の姿なのかなぁと
思いました。