ファイザー社あれこれ。

 

今話題のファイザー社は、アメリカの
ニューヨーク市に本社を置く製薬会社
です。

昔、ドイツのチャールス・ファイザーが
いとこと一旗揚げようとアメリカにやっ
てきて、1849年にニューヨークで創業。

その頃起こった南北戦争の北軍の医薬品
は、ほとんどファイザー社が製造しまし
た。

初めて開発したクスリは、抗生物質のテ
ラマイシン。

日本がバブルでアメリカが元気ない時の
1990年代に、ファイザー社は大型買収を
繰り返し、巨大企業に成長。

歯科関係では、うがい薬のリステリンな
どが有名。
そこを買収しました。

今年の11月には第一三共のポンタールを
買収。

まるやまファミリー歯科で使っている
頓服薬デス。

ファイザー社は、有力な新薬を会社ごと
買収して収益を上げる手法を編み出した。

このやり方を、「ファイザーモデル」と
いいます。

で、7年位前だから、2014年頃か、イギ
リスのコロナワクチンのライバル、アス
トラゼネカ社を買収しようとしたんです
が、「イヤだよ!」と断られて破談。

皮肉にも今、新型コロナワクチンの提供
ではライバル社となりました。

ファイザー社のワクチンは、実はドイツ
のベンチャー企業、ビオンテック社が
開発した技術に協力した形。

もともとビオンテック社は、以前より
RNAをガン治療に使おうと医薬品開発し
ていた企業デス。

だから、ファイザー社は大企業の財力に
ものを言わせて、何もないところから新
たにワクチンを開発したというわけじゃ
なくて、これらのノウハウをすでに持っ
ていた企業の技術をチョイと拝借した形
です。

ワタクシ、こんなに早く開発できるのは
おかしいんじゃないの?と思っていたの
ですが、そのベースはコロナ前からあっ
たのだ。

ところで、ワクチンを打つと決めた人は
ファイザーかモデルナか迷う人がいます
が、この2つはまぁ、ペプシコーラかコ
カコーラかの違いくらいで、たいして変
わりありません。

両者の選択よりも「打てる時に打てるも
のを打つ」という姿勢でいいんじゃない
かと思います。

ブログ一覧