クスリは放水しながら住宅地をグルグル回っている消防車みたいなもの。

放水中

 

「クスリが効く」ということは、実は
とても怖いこと。

口から入ったクスリは、どのようにして
効果を発揮しているのでしょうか。

例えば火事になると消防車が来て、火事
になっている家にだけ水をかけます。

もしクスリが消防車のようにカラダの
不調になっている箇所に行き、そこだけ
ピンポイントで作用してくれるのであれ
ば、たぶん副作用という言葉はこの世に
ないハズ。

でも人間が運転する消防車とは違って、
カラダの中に入ったクスリは胃で消化さ
れ、血流に乗ってカラダの中まんべんな
く巡ります。

行き先も自分の使命もわかっているクス
リは、カラダのあちこちでクスリを必要
とするところでもしないところでも、同
じようにその効果を発揮します。

まぁ、クスリは放水しながら住宅地を
グルグルと回っている消防車と同じよう
なもの。

飲んだクスリが頭の痛みを止めてくれた
のであれば、頭で起きたのと同じ作用が
足でも胃でも腸でも起きているワケです。

自覚がないからといって、全く副作用が
起きないというワケではありません。

主作用と副作用はワンセット。

「効く」という主作用が起きていれば、
カラダのどこかで必ず何かしら副作用も
起きているのデス。

クスリに言わせれば、「冗談じゃないよ
、みんな副作用だというけれど、オレに
とっちゃあ主作用なんだよ」。

でもそうはいっても、クスリには急性の
症状を抑えるという魔法のような力があ
るワケで、ケガをして血が出ている人に
対しては止血剤を使い、細菌が入って
感染してしまったカラダに対しては抗生
剤を使って命を救うべきです。

ワレワレはカラダのメリット・デメリッ
トを考えて、クスリを出すようにしてい
ます。

今、新型コロナのワクチンを打つ、打た
ないが問題になっていますが、メリット
がデメリットを上回ったら、その時は
覚悟して打つ、以前大学ではそう教わり
ました。

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