以前、広島の実家に帰って久しぶりに
屋根裏部屋の中をゴソゴソひっくり返し
ていたら、「入江塾の秘密」という本が
出てきました。
「何だ、コレ?」
数十年前、田舎の高校生の時、ワタクシ
はこんな本を読んでいたのかと驚きまし
た。
その「入江塾」の話です。
大阪府立高校の教師だった入江先生が
退職した後、いわゆる「添削屋」をされ
ていた。
質問をするために訪れる生徒たちがいつ
しか常時、先生のもとに集うようになり
、誰言うとはなしに、各人が机や椅子を
持ち寄って、教室ができてしまった。
まぁ、自然発生的にできた学習塾って
やつデス。
選抜試験なんてありません。
やる気のある子なら誰だって受け入れた。
「学力三分、人間七分!」
「バカヤロー!」の声のもとで、横ばい
・下降線の子でも歯を食いしばって耐え
抜き、子ども達はその後、必ずといって
いいほど飛躍的な伸びをした。
神戸の灘にある私立N高校(仮名)は、
関西最難関の中高一貫校。
高校入試では50名しか採りません。
その3分の1が入江塾出身というから、
当時の入江塾のレベルの高さがうかが
えます。