「皿洗いで1食無料でギョーザ食わしたる」

ギョウザの王将 出町店

 

「食後30分皿洗いで1食無料・ギョー
ザ食わしたる」というギョウザの王将・
京都出町店が10月31日で閉店しました。

閉店の記事書いてもらったら、あっち
こっちから元学生が来てくれたトカ。

サイフの中身が貧血の学生さんにはあり
がたい店でした。

この店は、京都府立医大が近いため、
医者になった子が多かった。

「脳外科医になったからタダで診察した
るで」とか、「手術の時はオレが紹介し
たる」とか、弁護士もいたし坊さんも
いた。「死んだらタダで拝んだる」って。

随分前に貸したお金が返ってきたらしい。

36年前にお金貸してた人が、返してくれ
た。

とっくに死んどると思ったけど、記事に
写真が載って生きとるとわかった。
ずっと気になっとったんや。

ところで、ギョウザの王将の本店は、東
山ひとつ越えた山科という所にあります。

ワレワレ世間の人から見たら、山科は
京都。

でも京都の洛中に生息している人から見
たら、山科は京都じゃない。
随分遠い洛外の田舎。

山科に生まれ育ったある男が洛中の人に
こう言われた。

「ギョーザの王将の社長はんが殺された
事件、まだ犯人捕まれへんのやろ。怖い
わ。」

会えば必ず言われるという。

100年たっても200年経っても「山科と
いうたら、ついこの前ギョーザの王将の
社長はんが・・・」と代々言われるのだ。

何たって、京都人の感覚から言えば、
ついこの前の大火と言えば「第二次世界
大戦」じゃなくて、1467年の「応仁の
乱」ですからねぇ。

京都人にとっては、京都御所が世界の
中心。

そっからどれだけ近いかで順位が決まる。

洛中が一番。
山科は東山のウラ側。
順位がとっても低いんデス。

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