街ですれ違っても「品のいいおじいさん
」といった程度で、気づかない人が多そ
うなBイデン氏(仮名)と、100メート
ル先ぐらいでもわかるほど強烈なオーラ
をまき散らすTランプ氏(仮名)。
カナダ南国(仮名)で大統領選挙が
始まりました。
テレビで見ていたら、この1ヶ月間は
Tランプ氏の言動ばかり目につきました。
このT氏、何を言い出すかわからない
面白さがあります。
だからテレビは終始T氏を映します。
すると、みんな見てくれる。
まるでT氏のことをシンプルに好きか
嫌いかを問う選挙のようです。
それはともかく、州ごとに選挙人を奪い
合うオセロのような開票速報は、見てい
ても飽きませんでした。
世界中を巻き込んだショーみたいで。
ひとひねりした演出として見れば、うま
くできています。
昨日は接戦でした。
Tランプ氏は「多くの州で昨夜の私の
リードが魔法のように消え始めた」と
言っていました。
それにしても、T氏、負けそうな展開を
予想して、またあの政治手法を用意。
「システムが不調なのは邪悪な人間が
システムの働きを妨害しているからだ。
悪いのは誰だ。そいつを特定して排除
しろ」というもの。
この場合、悪いのは「郵便投票を含めた
選挙そのものが不正だ」というコト。
まず敵をつくって、そこに憎しみを集中
させる。
これはわかりやすい。
ワルモノを特定してつぶしても、それで
もうまくいかない時には「その陰に隠れ
てすべてを操っている真のワルモノがい
る」という話にもっていけるからです。
次の標的を探すだけで、絶対に失敗とか
反省というのはナイ。
いつも敵を追いかけているワケだから、
脈拍が高まって、体温が上がって・・。
今回はそんな展開の選挙だったような
気がします。