新型コロナ対策で、まるやまファミリー
歯科のスタッフもフェイスシールドを
しています。
今は、医療キカンに限らず、スーパーの
レジでも料理屋さんでも、どこでもコレ
をするようになりました。
この前ニュースを見ていたら、小学校の
先生も授業中フェイスシールドを使って
いました。
どうやらしばらくは標準装備になりそう
です。
ワタクシは実は3~4年前から、フェイ
スシールドをしています。
一般に歯医者は、ムシ歯菌とか歯周病菌
とか、感染症の中での仕事なので、消毒
対策と感染対策は徹底的に行っています。
器具の滅菌・アルコール消毒・手洗いは
日常です。
大学の授業、特に観血治療の多い口腔外
科の授業で最初に習うのは、消毒の概念。
歯科ユニットのテーブルの上にある基本
セットのトレーの中に並べてある器具は
口の中に入るものだけなので、それ以外
は置いてはなりません。
トレーの中を見ると、ピンセット・探針
・セメント充填器・エキスカ(ムシ歯を
ほじくる器具)・ミラー。
これらを「5点セット」といいます。
治療中にトレーの中に入ってくるのは、
使ったガーゼ、使い終わった削切用の
バー、デンタルフロス、口の中から外し
た銀歯の破片、麻酔カートリッジ、咬合
紙など。
決して、ボールペンや消しゴム、メガネ
や石膏模型など、入っておりません。し、
入れてはいけないのです。
学生時代、誰が言ったのか忘れましたが
「ウンコのついている可能性のあるもの
は全てトレーの中に入れてはダメだ!」
と言ったヤツがいる。
確かにそうです。
ボールペンも、誰も見ていないところで
トイレの床に落としたかもしれないし、
メガネも消しゴムもトイレに置いていた
かもしれない。
石膏模型も、技工士さんがトイレに持っ
て入ったかもしれない。
とにかく、そう考えるのです。
口の中にはウンコのついている可能性の
あるものは入れてはいけないのです。
実にわかりやすい。
スタッフにもわかりやすいので、そう
教えています。