トポロジー的に言えば、口の中は実は身体の外側

トポロジー感覚

 

ドーナツとコーヒーカップが同じ形に
見えるのを、トポロジー感覚といいます。

両方とも身の部分に穴がひとつ。
粘土細工なら、ドーナツからコーヒー
カップにそのトポロジーを壊さずに作り
かえることができます。

トポロジー的に言えば、実は口の中は
身体の外側です。

口から続く消化管はちょうどチクワの
穴のようなもので、まぁ、口→食道→
胃→小腸→大腸→肛門と連なるのは、
身体の中心を突き抜ける中空の穴。

実は空間的には外部とつながっている
のデス。

ワレワレが食べたものは口から入り
胃や腸に達しますが、この時点では
まだカラダの外。

食物は身体の「内部」に入ったワケで
はありません。

外である消化管内で消化され、低分子
化された栄養素が消化管壁を透過して
体内の血液中に入った時、初めて食べ
物は「内部」すなわちチクワの身の
部分に入ったということになるのです。

歯の治療でいえば、歯周病治療はカラ
ダの外の治療。
神経を取るムシ歯の治療はカラダの
中の治療。

歯を削って詰め物をするのは、う~ん、
カラダの中でもあるしカラダの外でも
あるし、まぁグレーゾーンってとこ
デス。

そういえば、ワタクシたちの遠い遠い
祖先は現在のミミズやナメクジのよう
な姿でした。

彼らの姿を見れば、ワタクシたちの
本質がわかります。

彼らはまさに、“1本の管”。

ブログ一覧