帰宅すると、妻が浮かない顔をしている。
どうしたのかと尋ねると、娘が学校から
帰ってくるなり、子ども部屋に閉じこも
っているという。
食べることが何より好きな子が、夕食も
いらないという。
もう一度様子を見てくるという妻を、僕
は引き止めた。
親から逃げたい時がある。
しかし、だ。
その逃げ場所が暗くて狭くて湿っぽい押
し入れでいいのだろうか。
今は弟と一緒の部屋だから、そこに駆け
込むしかなかったのだろう。
娘も来年は中学生になる。
そろそろ子供たちに個室を与える頃かな
・・。
「ハラヘッター!晩ご飯何?」
ケロッとして娘が無事、家族の元に帰還
してきた。
いっぱい泣いてスッキリしたのだろう。
まぶたが腫れていた。
その夜、僕と妻は家族のこれからをいつ
もより少し長く、少し熱く語り合った。
―北海道マイホームセンター―
森林公園駅前会場
開場時間 10:00~18:00
入場無料
お問い合わせはこちらまで
011-〇〇〇-△△△△
な~んだ!
家づくりの広告だったのか。