「何で勉強しないとダメなの?」
内田タツルさんという武道家がいます。
子ども向けに、「どうして勉強しなくて
はいけないのか」をこう語っています。
今、君たちがちゃんと勉強して生きる力
を身につけてくれないと、20年後、
30年後にキミたちの子どもが、もう豊
かでも安全でもなくなった社会で、飢え
ることや奪われることを恐れながら暮ら
すことになる。
勉強するのは、同じ集団に属する「未来
の世代」のためだよ。
動物の世界を見ても、弱い者から順番に
死に始めます。
そしてやがて集団は消えてしまう。
大人たちから「生き延びるための方法」
を学ばなければ、みんなが「子ども」の
ままでいいやと一人で自分勝手なことを
していれば、あと30年くらいで日本は
子どもの国になっちまう。
見た目はおじさん、おばさんでも、中身
は小学生のまま。
自分のことしか考えないで、欲しいもの
があれば「欲しいよう」とじたばたしま
す。
子どもが欲しいと言えば、誰かが持って
きてくれますからねぇ。
世の中、みんな子どもだったら、トラブ
ルを処理してくれたり、必要なものを
探し出してくれる大人がいなくなっちゃ
う。
まぁ、この集団が生き延びるには、ある
程度の頭数の「大人」が絶対必要だとい
うこと。
アダルトチルドレンばかりではダメなん
です。