脚本家は登場人物の口を借りて、時々
自分の考えを表現します。
小さな子どもがずいぶん立派なことを
言うなぁと思っていたら、家で父さん
母さんがいつも言っていることを折りに
触れてマネていることがあります。
人は時々、ヒトの口を借りるようデス。
先日、韓ドラの「トンイ」を見ていた
ら、帝王学を教えているウナク先生が
幼い王子様に向かってこんなセリフを
言っていました。
「ボーッとしていてはなりません、王
子様。学問で心を鍛え、その心でモノ
ゴトを見るのです」
脚本家は王子様だけに聞かせているの
ではありません。
観ている人みんなに聞いてほしいのです。