やなせたかしさんと言ったら、アンパン
マンの生みの親。
彼は、「人は何が一番楽しいんだろう。
何が嬉しいんだろう」とずっと考えて
いました。
で、こう考えました。
母親が一生けんめい料理を作るのは、
「おいしい」と喜んで食べる家族の顔を
見るのが嬉しいから。
父親が汗をかいて仕事をするのは、家族の
喜びを支えるため。
美しく生まれた人は、その美しさで人を
喜ばせることができる。
学問が得意な人は学問で、絵が上手な人
は絵で、歌が上手な人は歌で、人は人が
喜んで笑う声を聞くのが一番うれしい。
自分が描いたアンパンマンのような漫画
を読んで子どもたちが喜んでくれる、その
様子を見て自分が嬉しくなる。
やなせさん、「人は何がいちばん楽しい
んだろう」と考えて考えた末、「ポンッ」
と出てきた答えは、「よろこばせごっこ」
だったのデス。