よく診療後のお昼休みに、東京の不動産業者さんから電話がかかってきます。
この電話、東京オリンピックが決まってから随分増えました。
何かというと、「東京〇〇区で、駅から10分くらいの場所に、利回り6パーセントの新築投資用区分所有のマンションが発売されまして、是非、札幌の先生方に節税を兼ねてご紹介させていただこうと、そして儲けていただいて・・・・。」まあ、低利回りで儲かるんだったら、誰も広告、電話営業などはやりません。
新築の区分所有の場合には、土地の取得、造成コスト、建物の建築コストだけでなく、広告費、営業員の経費にデベロッパーの建築期間中の借入金利、開発利益が乗っかった金額で販売されます。
だから、購入した瞬間に最低でも2~3割は値下がりします。
節税といってるのは、所得税、住民税じゃなくて相続税のことでしょう。
チャンスはリスクの仮面を被ってやってきます。
チャンスの仮面を被ってやってくるのは、サギのようなものです。
不動産投資が成功したら節税などできませんし、節税ができたとしたら、その不動産投資は失敗に終わっているのです。
いずれにしても、投資と節税は両立しないのデス。