時々幼児の患者さんに、「何で乳歯があるの?何で永久歯じゃないの?」と聞かれることがあります。
そんな時は「乳歯でムシ歯をつくって失敗しても、神様はもう1回チャンスをくださるんだよ。永久歯が生えたらもうムシ歯をつくらないようにね。」と、神様がチャンスをくれたんだよと話します。
ところで、乳歯が永久歯に生えかわるのは、子どものアゴがある程度できあがってからです。
アゴが小さくて未完成の段階で永久歯が生えると、歯並びがいびつになってしまう。
と言ってもアゴが完成する前にも歯は必要だから、乳歯で代用しているわけです。
乳歯はどうせ抜けるからとおろそかにしていると、ムシ歯になって抜け、永久歯の歯並びがおかしくなることもあります。
神様は2回目のチャンスはくださらないのです。