先日の全豪オープンテニス男子決勝で、故障明けの35才フェデラーと、同じく故障明けの30才ナダルが戦いました。
どちらのプレーも美しかったのですが、それと同じくらいフェデラーのスピーチはよかった。
フェデラーのスピーチ「テニスは残酷だ。必ず勝ち負けがあり、引き分けがない。もし引き分けがあるなら、ナダルと分かち合いたい。」優勝者なら来年もここに戻ってきたいと言うのが常なのですが、フェデラーはこうも言ってました。
「来年も皆さんに会えることを願っているが、もしそうでなかったとしても、今年は素晴らしい大会だった。」まぁ、故障明けなので、次に故障したらどうなるかわかりません。
大会にフェデラーがいると、ロッカーやスタンドの空気が違うようです。
下部ツアーから初めて勝ち上がった若手には率先して声をかけてくれる。
第一人者の品格は、試合を活気づけてイメージを上げてくれます。
そういえば錦織もこんなことを言っていました。
「強いフェデラーが帰ってきて、厄介だと思う反面、嬉しかったりもした。」フェデラーだけは別格なのデス。
これが、王者の品格。