待合室の子供コーナーまるやまファミリー歯科の待合室には、子供向けの本がたくさん並んでいます。
イソップ童話もその中のひとつ。
イソップ童話にはどういうわけか、「神様が人間をつくられた時・・・」という話がいくつも出てきます。
どの話も「神様は人間をこのようにつくられました。
だから、使い方をよく知った上でうまく生きなさい」という内容です。
ところで、「前と後ろのポケット」っていうお話があります。
昔、神様は人間をつくられた時に、お腹の左右に一つずつポケットをつけようとしました。
右側のポケットには「自分の長所」と「自分の短所」入れ、左側には「他人の長所」と「他人の短所」を入れ、自分も他人も分け隔てなく見ることができるようにと願いを込められました。
ところが人間は思いのほかせっかちで、まだポケットが1つしかついていないのに2本足で立ってスタスタと歩き始めました。
あわてた神様は後ろから追いかけて、仕方なくもう一つのポケットを背中につけました。
その神様、あわてていたもんで、前のポケットには「自分の長所」と「他人の短所」、後ろのポケットには「他人の長所」と「自分の短所」を入れてしまったのです。
そのため人間は、前のポケットの中にある「自分の長所」と「他人の短所」がすぐ目につくようになりました。
っていうお話。
まぁ、話半分という格言がありますが、自分の長所、他人の短所は半分に、他人の長所と自分の短所を倍に、と心がければちょうどイイさじ加減になりますよって感じでしょうか。
イソップ童話は子供向けではありますが、とても深い話です。
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