カラダのお話です。
小腸と大腸の間に盲腸というのがあって、その先に小さくて細長い虫垂(ちゅうすい)というのが、チョコンとついています。
その虫垂、退化した無用なものだと考えられていました。
その上、炎症を起こして急激な腹痛を起こします。
まぁ、皆さんご存知、盲腸と呼ばれる病気。
昔むかし、その虫垂を、腹痛を起こす前に予防的にチョンと切ってしまう手術が、よく行われていました。
でも、つい最近、虫垂にあるリンパ球が大腸全体を守るために移動していくことがわかりました。
無用の長物のように思われていた虫垂、実は とても重要な器官だったのです。
やはり、人の体に無駄な部分はないのだと思い知りました。