医者用語に、「ムンテラ」という隠語があります。
ムンはドイツ語のムント(口)。
テラはテラピー(治療法)。
まぁ、言葉療法とでも言いますか。
医学的に正しいかどうかわかりませんが、言葉が大きな治療効果を発揮することがあります。
例えば、ワタクシ、歯周病治療に力を入れているのですが、皆さん、食後に歯を磨きます。
それはいいのですが、歯周病でモットモ大切な歯ぐきのあたりを磨いている方が、圧倒的に少ないのです。
大人の大半の方は歯周病にかかっていると言われていますが、それは歯ぐきの中のバイ菌を取ってないから。
どうしてそれを取らないとダメなのかを説明して、理解していただいた後に「〇〇さん、これであなた、半分は歯周病治療、成功したようなモンです。」と言う。
すると、今まで暗かった表情がみるみる明るくなっていく。
そして、ブラッシングのモチベーションが上がる。
まぁこれが、言葉療法なんデス。