ヒトの歯は毎日のように見てるけど、ライオンの歯はまだ一度も見たことがありません。
「骨格標本は語る」という道新の記事にコンナノが載っていました。
ライオンやトラなどの肉食動物は、目が正面を向いている。
獲物とのキョリを正確に把握できるから。
肩には大きな筋肉が発達。
しなやかに曲がる背骨によって軽やかに走れる。
上下の顎には長く大きな牙(犬歯)。
その奥には肉を切り裂く裂肉歯がある。
顎の奥には咬むための大きな筋肉。
雄のライオンは咬む力470キロ。これは人間の7倍以上。
ライオンは集団で狩をする。
時速は80キロと足は速いが、体の大きさに対して心臓は小さい。
だから持久力がない。
正面を向いている目でしっかりキョリ感をつかみ、獲物に襲いかかる。
いったん獲物を捕らえると、鋭いかき爪で押さえつけ、鋭い裂肉歯で襲いかかる。
そして強靭な顎の力で獲物を一気に仕留める。
ライオンは、カラダのすべてが獲物を捕らえるための構造になっているのデス。