昨日、スウェーデンのカロリンス研究所は、2012年のノーベル医学生理学賞を、身体のさまざまな細胞になり得る万能細胞 iPS細胞(人工多能性幹細胞)の開発に成功した、京大の山中伸弥教授ら2氏に授与すると発表した。
これは、私たち歯医者や歯周ソシキを研究する者にとっては、できればいいなと考えていた夢の世界に片足を踏み込ませてくれたくらいスゴイことです。
そこで私は、歯の世界でどう応用されるか考えてみた。
まず、歯槽のうろうで歯のまわりの骨がなくなった患者さんにiPS細胞を応用して失った骨がつくりだせる可能性。
あと、歯を失った人に、アゴの骨の中に歯の赤ちゃんをつくって小学生のときに歯が生えてきたように、歯を出てこさせる可能性。
おもに思いつくのはこれくらいだけど、いずれにしてもインターネットが世に出て世界の壁を塗り替えてくれたように、歯の世界にも激震が走るかもしれない。
でもこれって、我々の次の世代の話になるのかなぁ。