「患者さんとの信頼関係を大切にその人に最善の歯周病治療を提供する」アンティークが並ぶ院内にはあたたかい雰囲気が漂い、中高年の患者さんに好評だ。
小川拡成院長は、歯周病の予防と治療に力を注いでいる。北大歯学部を卒業し、同大学病院歯科診療センターへ。当時、歯周病の研究と治療では第一人者といわれた、加藤煕名誉教授や川浪雅光教授と共に多くの症例にあたった。実績が評価されてメープル歯科クリニックの院長に就任し、その後ペンギン歯科を設立。今年の4月16日、地下鉄東西線西18丁目駅の近くに同院を開業した。
歯周病は現在の技術で大半が改善するが、中には急速に進行する場合もあるという。高性能な位相差顕微鏡を使って、細菌の発見に努める。さらにこの顕微鏡をモニターにつなげ、患者さんに細菌を見せて治療への意欲を高めている。「フラップオペ」という、歯ぐきを開き歯肉内の歯に付いた細菌をしっかり見ながら取る、大学病院並みの手術も行う。
「人が好きでこの仕事をしています。患者さんと信頼関係を築けたら、治療の半分は成功したようなものです」と語る。
ケア7月号
「開院しました」
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