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親は子どもに見られています。間違いありません。

 

犬やネコは、子どもの時の育て方による
違いはたいしてありませんが、人間の子
どもは、育て方によって大きな違いが出
てくるようです。

上手な親が育てれば上手に育ち、そうで
ない親が育てれば、それなりにしか育ち
ません。

親はまだ子育ての運転を教習中で、最も
下手な時に最も大事な子育てのクライマ
ックスを担当するのです。
クライマックスは、だいたい小学校6年生
くらいまで。

最近よく思うのですが、子どもは親の言
うとおりに育つんじゃなくて、親のやっ
ているのをマネて育つのではないかと。
自分のことは棚に上げて子どもだけはよ
くしようとしても、そうはいかないわけ
で、子どもにだけ勉強させて賢くしよう
としても、なかなかそうはいきません。

反対に、親が勉強して賢くなろうとすれ
ば、子どもはそれをマネて、親以上に勉
強して親以上に賢くなるのでは?

だいたい、親は学びの旬は過ぎているの
で、10の努力をしてもまぁ、2つぐらい
しか身につきませんが、子どもは旬の盛
りのため、8つ位はしっかり取り込んで
しまう。

親は子どもに見られています。
間違いありません。

チョウチンアンコウのちょうちん

チョウチンアンコウ

 

世の中には不思議な動物がいます。

以前から、何でこうなっちゃったの?と
ワケわからなかった。

それが、チョウチンアンコウ。

彼らは頭のてっぺんに提灯(ちょうちん
)をぶら下げて、それを使って狩りをす
るんです。光の届かない海のずっと底で。

どうやらあのチョウチンは、背びれの先
頭のトゲが変形したらしい。
で、先っぽが光る。

何で光るかというと、その中に発光バク
テリアがいて、まぁそこはバクテリアの
培養室。

バクテリアもアンコウも共生しています。
お互いにメリットがありますからねぇ。

ワレワレの祖先がかつて魚だった頃、耳
はありませんでした。

でも陸上に上がって生活するようになる
と、音を聞き分ける能力がないと生きて
いけない。

で、昔、魚のエラだったところが変化し
て耳になりました。

彼らチョウチンアンコウは、陸へ上がら
ずに深海を生きる場所に選んだ。

で、あんな変な形に進化した。

チョウチンアンコウに言わせると、オマ
エたちこそ変な形じゃねぇ?と言うかも
しれませんけれど。

まぁそれはイイとして、真っ黒い深海で
ピカッと光るものがあれば、小魚たちは
『いったいアレ、何だろう?』と寄って
くる。

そこにチョウチンアンコウの怖いお口が
あるとも知らずに。

あぁ、恐ろしい。

”信長の池”

石山(大坂)本願寺

 

春頃、大阪国際女子マラソンをテレビで
放映していますが、大阪城が映った時、
「あぁ、この場所って、秀吉が大坂城を
築城する前までは石山(大坂)本願寺だ
ったんだよなぁ。」と思いました。

大坂って場所は、昔から交通・経済・防
御で優れた土地。

で、上洛して京都を手に入れた信長は
この大坂の地が欲しかった。

でもそこには強力な勢力、石山本願寺が
あった。

石山本願寺

そこで信長、この本願寺を完全に封鎖す
るために、大阪湾を“信長の池”にしよう
と考えた。

何とかして本願寺に出ていってもらいた
い。

で、何度もチョッカイを出して、とうと
う11年後に追い出した。

その頃、信長の家来の秀吉が上手に中国
地方の陸上を、向こうの方まで行っちゃ
った。

これはいけるぞ。

大阪湾どころか、瀬戸内海全体も“信長の
池”にできると思い始めた。

そして、四国を“信長の島”にしちゃえば
イイわけだ。

大阪湾・瀬戸内海(信長の池)、四国(信長の島)

そんな時、えらく四国の長宗我部に肩入
れするヤツが自分の家来に約1名いるわ
けですよ。

明智光秀です。

「光秀、オマエ何やってんだよ。秀吉を
見てみろ。あんなに遠くまで前線を伸ば
してこっちの味方にして、岡山、香川の
方まで行っちゃってよ。アイツ、すごい
ぞ!オマエの友達かなんか知らんが、
四国の長宗我部というヤツなんか討っち
まいな。」

光秀、「まずい!友人を討つわけにはい
かない。このまま行ったら、なんやかん
やでオレも信長に殺されるかもしれん!
」。

そう思った光秀が信長を本能寺で殺しち
ゃった。

これが本能寺の変。
諸説あります。

本能寺の変

石山本願寺は信長と戦い、大坂の地から
退いたことで、信長が殺される最後のト
リガー(引き金)を引いたのだ。

だから石山本願寺って、歴史的には大坂
退去して信長に負けたように見えますけ
ど、現実には最後は勝っちゃったワケで
す。

信長は死んでも本願寺は今でも生き残っ
ていますからね。

富山には「な~んもない」けど、富山の方がイイ!

富山の立山連峰(イナガキヤスト撮影)

 

うちのスタッフのダンナさんが富山に
単身赴任している。

そんなわけで、富山に行ったことがある
彼女に、チョット聞いてみた。

「富山の第一印象は?」

―「な~んもない!」

「えっ、何もなかったの?何かあるで
しょ。」

―「な~んもナイ!」

「家とかはあるでしょ?」

―「そりゃあ、まぁ家とかはありますケ
 ド、スーパーなんて遠くに行かないと
 ナイ。コンビニも少ない」

「富山の第二印象は?」

―「ずっと曇り空。有名な立山連峰は
 あるけれど、いつも見えるわけじゃ
 ないし・・・。」

そういえば、昔、東京に住んでいて、今
富山にUターンしているローカルタレン
トのさだありささんがこんな受け答えを
していた。

富山のローカルタレント・さだありさ

「富山のデートスポットってどこです
 か?」

―「ありません。」(早っ)

「学生時代どこに行っていました?」

―「イオン!」

「他は?」

―「ファボーレ」

「他にないの?」

―「マック!大体、デートせんよ。」

「東京と富山って何が違う?」

―「まず東京は人が多い。人の多さが
 全然違う。東京は毎日が山王祭(富山
 の祭りデス)。満員電車は押し詰め状
 態。」

富山の山王祭 ワッショイ、ワッショイ!

「じゃあ東京はもう毎日祭りみたいな
感じ?」

―「そうだ!ワッショイ、ワッショイ!
 富山の人はちょ っとしんどいかもしれ
 ませんね。疲れちゃうかも。祭りの後
 の脱力感。東京の人、強いんじゃない
 ですか。祭りの後に仕事しとるみたい
 な感じですよ、チャチャチャと。」

クルマでゆったり、ゆったり

 「富山の人たちはクルマでゆったり、
 ゆったり。一人1台、ゆったり、ゆっ
 たり。音楽聞きながらね。やっぱり富
 山の方がいいね。富山がイイ!」

水中に住むウーパールーパーは、甲状腺ホルモンを与えると陸上を歩く。

水中のウーパールーパー

 

ホルモンって、生体内に出る化学物質の
ことですが、コレ、血流に乗ってカラダ
中を巡ります。

よく聞く言葉で「成長ホルモン」っての
がありますが、アレ、本当の姿は脂肪を
分解するホルモン。

で、何をするかっていうと、夜、成長ホ
ルモンが出るって聞いたことがあると
思いますが、夜はご飯を食べないので
血糖値が下がります。

  成長ホルモンは脂肪を分解します

そこでその間に成長ホルモンが出て、
脂肪を分解してカラダ中にばらまく。

そうしないと朝起きた時には餓死してし
まいます。

カラダを作りかえるホルモンというのも
あります。

田んぼに住んでいるあの生き物は、もっ
と劇的な変化を引き起こすといいます。

それが、オタマジャクシ。

おたまじゃくしがカエルに変身

たった2ケ月の間に大人のカエルに成長
する変態。

その変化を引き起こすのが、甲状腺ホル
モン。

ところで、おもしろい話があります。

ウーパールーパーは一生を水中で過ごす
、エラとヒレのあるカワイイ動物ですが
、甲状腺ホルモンを与えると、なんと
エラが消えて、尾のヒレも小さくなって
陸上を歩くようになるんです。

陸上を歩くウーパールーパー

 

ウーパールーパーの祖先は、太古の昔
陸上で生活していたと考えられていて、
しかし何かがあって、甲状腺ホルモンの
分泌が減少することで一生水中で過ごす
ような生活スタイルになってしまった。

そこで甲状腺ホルモンを働かせると、
眠っていた遺伝子が働き始め、エラや
ヒレが消え、陸上を歩くのにふさわしい
以前の姿になったらしいのデス。

カワイイのと怖いのが一緒にいる感じ

だからウーパールーパーの現在の姿は、
陸上で生活する体つきをとりあえず中止
しているような状態。

でも、一旦甲状腺ホルモンというスイッ
チを入れてやると、本来の陸上を歩く体
つきに変わっちゃうんデス。

少年たちの心の内にある強いバネ

夜の体育館と校庭土曜日の夕方~夜にか
けて、ワタクシ、〇山小学校(仮名)
の体育館で〇ニス(仮称)をして汗を流
しています。
この3連休の第1日目の夜、真っ暗い中、
よく耳を澄ますと校庭で何やら男の子た
ちのカン高い声が聞こえました。
こだまでしょうか。
いや、笑い声や叫び声。真っ暗なので何
も見えませんが、7~8人はいたはず。
声は聞こえど、姿なしってヤツです。

暗闇の中からカン高い声だけが聞こえる

※注 (大学時代の講義の代弁。 出席の
返事は40人分だけど、 教室にはどう見
たって数人しかいない。 先生も慣れた
もんで見逃してくれた。)

おそらく、暗くなったものの、皆と遊ぶ
のがあまりにも楽しくて、その場を離れ
たくなかったのでしょう。
ワタクシにも経験あります。何しろ、
安全な学校の校庭だし、職員室・体育館
には大人がいるし、明日もあさっても学
校休みだし・・・。父さん母さんも今日
くらいは勉強をカンベンしてくれるだろ
うし・・・。そりゃあ、帰りたくない。

少年たちは心の内に、強いバネをもっています

ところで、この年頃の少年たちは、ワレ
ワレ大人が考えている以上に心の内に強
いバネを持っています。力強く押せば、
跳ね返す力も2倍、3倍。静かに押すと、
その時、力なくしぼんでしまうのが、
少年のバネの反発力。

伝説の入江塾

以前、「入江塾の秘密」という本、まぁ
40年くらい前の本ですが、そこの名物、
入江先生がこう言っておられた。
『私の「バカヤローッ!」の声のもとで
「横ばい」「下降」に歯をくいしばって
耐えぬいた子どもたちは、その後必ずと
言っていい程、飛躍的な伸びを示した。
』まぁ、一つの難局を自分の力で乗り越
えると、必ず次にはそれだけ強い自信が
少年たちのココロの中に芽生えてくるの
デス。それが心の内にある強いバネ。

ブログ、YouTuber

歴史系YouTuberのミスター武士道さん

ブログを書いていると、ウソは書けませ
んので、確認の為の下調べをします。
どんな人が見ているかわかりませんもの
。まあ、ナイとは思いますが、もしも、
コテコテの専門家が見ることがあれば、
コテンパンに反論されます。

ワタクシのブログは、中学2年生程度の
学力があれば読めるように書いてありま
す。でも、公開しているというコトは檻
の中に入れられて監視されているような
もの。言い換えれば、コッチからは見え
ませんが、金魚鉢の中で色んな人に監視
されている感じです。

高橋洋一チャンネル

こんなブログでもそうなんだから、顔を
出しているYouTuberの皆さんって、
命を削るような仕事だなあ、と思うん
です。

ミミズの『フン』は温暖化防止に一役、買っている?

エジプトのクレオパトラ

エジプトのクレオパトラが国外へ持ち出
し禁止としたムシがいます。そのムシの
名は『ミミズ』。『ゲッ、気持ち悪りー
い!』と思われるかもしれませんがエジ
プト文明を繁栄させたのは、このミミズ
がいたから。
アフリカ大陸の北方のナイル川周辺は
サバク化しているので、この辺りにミミ
ズはほとんどいません。でも、ナイルが
氾濫することで、上流から土とミミズ
がともに運ばれてきて、農耕が盛んにな
ったのかも知れません。

ところで、ミミズが文明の繁栄にどうか
かわったのか?キーワードは『フン』

このミミズのフンの中には、植物が成長
する為に大事な窒素やリンなどが含まれ
ているんです。ミミズの肥料は天然の肥
料。しかも、このフン、固まっていて、
この形が重要なんです。土の中の落ち葉
など、枯れた植物を食べて生きているミ
ミズ。落ち葉がフンに変わり、土に変わ
っていく。すると、固まったフンとフン
との間に適度なスキマができ、植物が根
を張りやすくなる。更にこのスキマ、適
度の水の量を保ってくれる。

ミミズは落ち葉、枯れ葉を食べる

うちの実家にも畑があって、父が土を耕
していましたが、田畑を耕す作業は、
まあ、ミミズが行う理想的な土作り。
そう言えば、今は亡き父が『こういう
ゴロゴロした状態の土がある所では、
同じ品種でも土が違うと全く違う野菜に
なる。』と、言っていた。

ミミズは作物が良く育つ土を黙々と作り
続けて来ました。今も世界中至るところ
で土を作り続けているんです。そして
ワレワレの農耕文明を支えている。
ワレワレの立っている大地のほとんどは
ミミズの出したフン。ミミズを『気持ち
悪り~い』なんて言わないでネ。
それにネ、ミミズのフンって粘液とフン
を混ざり合わせて有機物の塊を作るん
です。

コーティングしてフンの分解を止めてくれる

コーティングして、何が起こるかと言う
と、土の中の微生物によってそれ以上の
分解を止めてくれる効果があるんです。
有機物を微生物が分解したら、ⅭO2が
ドンドン排出されるのでミミズのフンに
関しては、この中に炭素を閉じ込めてく
れます。

まあ、炭素を閉じ込めた石炭みたいなも
んでしょうか。地球温暖化防止に一役
買っているらしいんです。

伝説の国語教師

 

「銀の匙」といえば、明治時代の中勘助
の書いた自伝的な小説。

本棚の引き出しにしまった小箱の中にあ
る銀の匙をきっかけに、幼年期の伯母の
愛情に包まれた生活を回想する小説です。

この小説を中学3年間かけて1冊読み上
げる国語授業をした、伝説の教師がいま
す。

中勘助の銀の匙

それが、兵庫県の私立N中の橋本武先生。

9年前に101歳で亡くなった名物先生だっ
たんですけど。

この先生、「生徒の心に生涯残って、生
きる糧となる授業をしたい」との思いか
ら、1950年新制N中で開始しました。

教科書を使わず、中学3年間をかけて
中勘助の「銀の匙」を1冊読み上げる国
語の授業。

毎回配布するガリ版刷りの手作りプリン
トには、頻繁に横道にそれる仕掛けが
用意されてて、いろんな方向への自発的
な興味を促す工夫が凝らされていました。

授業の流れは、「通読する→寄り道する
→追体験する→徹底的に調べる→自分で
考える→要約する→自作の『銀の匙』づ
くり」。

        寄り道

まぁ、この頃は終戦後で、教科書をスミ
で黒く塗りつぶしていましたからねぇ。
教科書はあてになりません。

確か養老先生も同じようなことを言って
いた。

ワタクシも、時々脱線する授業は大切だ
と思う。

あちこちにぶつかって、いろんなものを
学ぶチャンスが転がっていますもの。

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