肝臓のことを調べていたら、「もしかし
て・・・?」という妄想が浮かびました。
お酒の強い体質には地域差があります。
アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ人は
お酒に強い人たちです。
逆に中国、日本、韓国などの東アジア人
はお酒に弱い。
高温多湿の地域での感染症で、そういう
体質になった。
だから欧米の人たちって、誰でも飲める
んです。
確かに彼らはワインを水のように飲んで
います。
アルコールは、まず①肝臓で分解されて
アセトアルデヒド(毒)になります。そ
してさらに②そのアセトアルデヒドは
分解されて、酢酸になります。
酢酸って、お酢のことです。これは無毒。
このように、肝臓は二段階処理をしてい
ます。
で、お酒に強いとは、この2番目の処置
をすばやく行い、その結果すぐにアセト
アルデヒドを酢酸に変えることができる
ということ。
まぁ、すぐ毒が消えるということ。
アルコール
↓
アセトアルデヒド(毒)
↓
酢酸(無毒)
逆に、お酒に弱い人はこの2番目の処理
が遅く、その結果全身に回ったアセトア
ルデヒドという毒に長い時間さらされる
ことになる。
アセトアルデヒドはあえてすぐ分解しな
ければ、長い間体内に留まることができ
ます。
アセトアルデヒドというのは人にとって
毒なだけじゃなくて、病原体がカラダの
中で増えるのを抑えているんじゃないか。
カラダの中でアルコールから生じた毒を
もって、病原体という毒を制す。
新型コロナウイルスで欧米人の死亡数が
多いのに対して日本人の死亡数が少ない
のは、カラダの中ですばやく分解できな
いアセトアルデヒドという毒が、もしか
して何か役に立っているのかなぁと思い
ました。
血中にアセトアルデヒドが溜まりやすい
人が生き残ってきた。
まぁ、人類の長い歴史の中で何が自分た
ちに有利に働いたのかと考えたら、感染
症と戦ったことくらいしか思い浮かびま
せんもの。