波平さんとカツオ
長く子どもの患者さんを見ていると、
小学校時代と中学生時代はなんとなく
顔つきが変わってきたぞと思う。
子どもから大人に変わる時期なので、
何となく心が不安定で落ち着かなく、
いらいらしたりもする時期です。
小さい頃は、言葉は悪いのですが
コントロールがしやすいもの。
それが少し大きくなるにつれ、相手は
しだいにコントロールできなくなり、
最終的には彼らを一人前として認めて
やり、相手のルールの中でつき合わな
くてはなりません。
「この時期なくして、いつ子どもは大人
になる!」
ホント、大切な時期だと思う。
「『手入れ』とは、バランスを崩しやす
いシステムに加減を見ながら手を加えて
システムを強固にしてやることである」
とどこかの生物学者の先生が言っていた。
母親たちの子育てを見ていると、ホント
「アレは手入れだなぁ」と思う。