八つぁんと熊さんの花見酒

 

 

春になると、近くの円山公園では花見を
しながら酒を飲む人が増えてきます。

まぁ、酒好きにはたまりません。

花見といえば、「八つぁんと熊さんの花
見酒」という話があります。
コレは江戸時代の落語。

八つぁんと熊さんが樽酒を二人で担いで
いる。
八つぁんが手持ちの十文を熊さんに渡し
て、酒を一杯飲ませろという。

熊さんがいいよと言う。

次に熊さんが八つぁんからもらった十文
を八つぁんに渡して、おれにも飲ませろ
と言う。

これを続けると、樽酒はいずれなくなる。

経済統計は、それでつじつまが合ってい
ます。
収入と支出のつり合いが見事にとれてい
るから。

自然と経済の関係は、まさにコレ。

お金は数字で、そしてただの紙切れ。
それが実態のないことは誰でも知ってい
る。

        八と熊のやり取りが経済

花見酒でいうなら、十文のやりとりはウ
ソで、酒が減るのと八と熊の2人が酔っ
払うのが実。

八と熊のやりとりが経済で、酒の減少が
資源。
八と熊が酔っ払うことは、人が生きてい
るということ。

江戸時代の人はこのことをわかっていた
から、落語になったのだ。

そのようなことを解剖学の養老孔子(仮
名)先生が以前おっしゃっていた。

この先生、人体の解剖だけでなく、経済
の解剖も時々します。
手法は同じなんだトカ。

 

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