「〇〇〇〇寄贈」
先日、テレビのニュースを見ていたら、
高校の通信授業ではスマホで授業するって
のをやっていました。
いつでもどこでもスマホを開けば授業が
出てきます。
高校もバーチャルの空間になってしまうのか。
この流れじゃあ、本屋さんでも紙媒体の本が
なくなって電子書籍に取って代わられるの
かなぁ。
でもそれでは、本棚を作ることができない。
本棚の前を歩いたり、ふと目を覚ますと
本の背表紙と目が合うというようなことも
起こりません。
ところで、大きな図書館には時々、亡く
なった学者の遺族の方から蔵書の寄贈の
申し出があります。
もちろん無償。
唯一の条件が、「〇〇コレクション」「〇〇
寄贈」というプレートを蔵書の棚につけてネ
ということダケ。
捨てるのはもったいないというのもあると
思うんだけど、故人の「私はこれらの本を
読んでいた人物なのだ。覚えておいてネ」
というメッセージも入っているハズ。
そんな人達の「書棚」は、自分の死んだ後
もその見識の高さや趣味の良さを後世に
伝えてくれる番人みたいなもんかなと思う。