今日、北海道歯周病研究会が 北大歯学部の講堂で催された。
この講堂、学部1年生の時、生理学、人体解剖学、病理学、薬理学、歯科理工学、歯科麻酔学などを学んだ思い入れのある教室だ。
ムカシあった天井のシミもあのころのままだ。
教養1,2年生のとき、よく遊んだ。当時いちばんよく遊ぶのは、医学部、歯学部、水産学部の学生たちだと言われていた。 なぜなら、この3学部、学部に進むための振り分けはないし、とりあえず学部にあがるためにギリギリ単位を取ればよかったからだ。
しかし学部1年になると基礎の専門科目に手こずった。
いつも再試の常連だった。
頭から煙が出たのはこの頃だ。
考えてみれば、この頃学んだことが歯科的モノの考え方の基礎になっていた。
さて、学会では、毎年恒例の教室員の研究紹介、諸先生方の歯周病の症例発表、そして特別講演などがあった。
特別講演では、今週、ノーベル医学生理学賞を受賞したあの山中教授が見つけた 組織再生するための4つの遺伝子のうちの1つがすでに歯の再生の研究に使われていることなど盛りたくさんだった。
いつも思うのですが、この学会に出ると必ず初心を思い出させてくれますし、諸先生方の歯周病に取り組む姿勢をみてパワーがもらえます。
しかし何と言っても、ムカシお世話になった教授、助教授、諸先輩方の元気そうな顔を見るのがいい。