
【続きです】
人は誰でも自分の立場からでしか物事を
考えられない。だからこそ、意識して相
手の立場に立ってやる必要がある。相手
をノックアウトして自分の利益だけを追
求するような勝ち方は最悪だ。そんなこ
とすりゃあ、相手は必ずお前を憎む。

ランプ大統領(仮称)
そうじゃなくて、勝った時こそ、相手の
顔を立ててやるんだ。相手にも何かメリ
ットが残るように配慮してやる。今回は
敵だったかもしれないが、次は味方にな
ってくれるかもしれん。上手い勝ち方が
できるヤツってのはな、自分の事情だけ
じゃなく、相手の事情まで考えられる度
量を持っている人間なんだよ。

勝った時こそ、相手の顔を立ててやるんだ。 (フェデラー・ジョコビッチ)
それを更に突き詰めると、『相手がホン
トに欲しがっているモノを与える。』と
いうことだ。人間ってのはなあ、放って
おくと、どうしても自分だけが得したい
、周りを蹴落としても抜け駆けしたいと
いう気持ちが湧いてくる。だがな、そん
なことをしても、結局は自分の所属する
団体の力が落ちるだけだ。良い集団の中
に入れば自分自身も高められる。

相手がホントに欲しがっているものを与える
外交も同じだ。相手の国をやり込めて自
分たちの利益だけを主張したって、上手
くいくはずがねえ。だからこそオレは日
中国交を正常化させた。今の日本を見て
みろ、周りの国々とどうだ?いがみ合っ
てるばかりじゃねえか。隣人と仲良くす
るに越したことはねえ。

狭い所でいがみ合ってもしょうがねえ。国は人とは違って、引っ越し出来ねえからなあ。
『国はな、人間とは違って、引っ越しが
出来んのだからな!』
狭い所でいがみ合ってても、お互いが不
幸になるだけだ。そしてその生き様を今
度は子供たちに見せて伝えて行かなきゃ
ならん。
教育ってもんはな、何も先生に任せっき
りにするもんじゃねえんだよ。家庭での
何気ない日常会話、親が仕事に打ち込む
背中、人との付き合い方、その全てが子
どもにとっての最高の教育の場なんだ。
子供と一緒に居る時間はすべて教育の時
間だと心得るべきだ。

家庭での何気ない日常会話、親が仕事に打ち込む背中、人との付き合い方、それら全てが子どもにとっての教育の場なんだ。
そしてな、ただ可愛がるだけじゃ子供は
ダメになる。愛情はもちろん大事だが、
それと同時に、この世の厳しさを教えな
きゃならん。オレはよく『子供をつくる
なら、3人がいい。』と言っている。一人
や二人だと親の愛情が独占できる。しか
し3人になれば、親のヒザを取り合う競
争が自然と始まるんだ。母親にはヒザが
2つしかねえからな。

『母親にはヒザは1つしかねえからなあ』
幼い頃からこの世には競争があるという
ことを肌で感じさせて、闘い抜く力をつ
けさせる。それも親の大切な仕事なんだ
よ。

子供は3人がいい。競争が自然に始まる。
以上だ!ワカッタか?しっかりやるんだ
ぞ!