ランプ大統領の相互関税(後半)

 

     【続きです】

相互関税の性格ってのは、輸入品に対す
る消費税に近い。だから消費増税に近い
話。自国にも相手国の企業にもあんまり
プラスにならないっていう性格。だから
あんまりやっちゃあイケナイ政策なんで
すよ。おそらくこれで関税収入は上がる
だろうけど、上がった関税収入は国内の
減税財源になると思います。

今回の各国に掛けられた税金の額を見る
と、良く出来てるんですよ。まずこの関
税のパーセントの違いを見て、これ、ラ
ンプ大統領(仮名)が一生懸命、鉛筆を舐
めたなってのがよく出てるんです。

中国には34%と言っていますけど、元々
20%すでに掛けられてるんで、合計54%
。次がEU・ヨーロッパで20%です。やっ
ぱり配慮しています。

中国には20+34=54%

日本は24%。韓国は25%。やはり微妙に
日本の方が韓国よりも大事だぞ!って。
たった1%の違いで。イギリスは最重要
国なので10%。

イギリスは最重要国なので10%

あと、ランプ大統領はインドには厳しい
んですよ。せっかくロシアの石油は買わ
ないぞという制裁をしているのに、イン
ドはそれを無視しやがって、安くなった
ロシアの石油を使って、経済発展してい
るという事で、インドには26%。日本よ
りはチョット重いということです。

ランプ大統領はインドに厳しい

まあ、これを見るとランプ大統領の思う
国の重要さの順位なんかが良くわかりま
すねえ。さっきテレビのニュースを見て
いたら、ランプ大統領、何と中国にプラ
ス50%の追加関税掛けたんだって。
しめて、54+50=104%。
もはや、数字のゲーム、オークションの
入札みたいになっている。

      おしまい

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