
生命を持つ生き物はすべて、水浸しの環境の中で動くことしか想定されていない。
【続きです】
水素結合の力はストローを使う時、スト
ローを吸えば水は切れることなく上がっ
て来る。水分子同志が水素結合で互いに
強く結んでいるため途切れないのだ。

水分子同志が水素結合で強く結びついている為、切れずに登って来る。
このストローの原理を使っているのが植
物。木は根っこから水を吸い、樹液流と
して葉っぱまで登っていく。水ってお互
いを引きあう力がとても強いから、切れ
ることはない。植物の葉っぱには気孔と
いう空気の通り道があって、そこが開く
たびに、葉の中にある水が水蒸気となっ
て出て行く。その水を補うべく、根から
水が引き上げられていく。まあ、ストロ
ーの原理と一緒。

ストローの原理と一緒
また、いろんなものとくっつける力があ
るのが水の特徴。くっつけるというか、
溶かし込むという言い方をしたほうがイ
イかもしれないですが、例えば、標本を
アルコールに浸けると溶けません。逆に
言うと、溶けないからこそ標本をアルコ
ールに浸ける。水に入れると溶けちゃい
ますから、何しているかわかりません。

水はいろんなものをくっつけるというか、溶かし込む。
カラダの中で起っている現象はすべて水
の中で起る。元々、生物が生まれたのが
水の中だったので、水びたしのカンキョ
ウでしか動くことを想定していない。

カラダの中で起っている炎症は全て、水浸しのカンキョウの中で起る。
水がいろんなものを溶かすのは水素結合
のおかげ。あそこが他のモノともくっつ
ける。だから溶けるということになる。
溶けるとは、例えば、水の中に他の物質
を入れた時、その物質の分子に水素結合
を使って、水がまとわりつく。これが溶
けるという現象。

シャワーで髪の毛や肌が濡れるのも、水が水素結合をつくって、髪や肌を溶かしている。
『シャワーで髪の毛や肌が濡れる』これ
も水が水素結合をつくって、髪の表面に
結合している状態。あれも髪が水に溶け
てるんですよ。
おしまい